MENU

  • LINE
  • facebook
  • youtube
キービジュアル

アレルギー科

アレルギー科について

ご挨拶

近年アレルギーに関連した病気は増加傾向といわれております。その原因としては生活環境の変化、食生活の変化、ストレスなど様々な要因が考えられております。環境を変えることで病状がよくなれば幸いですが、薬剤による治療を必要とする方も多くいらっしゃいます。

私は呼吸器内科も兼任しており、アレルギーの領域では主に気管支喘息の診断、治療に携わっております。最近、新しい吸入薬や生物学的製剤(抗体製剤)を使用することが出来るようになってきました。

患者さんの病状にあわせて適切な治療が行えるように努めております。また、アレルギーの関係する病気は内科のみならず、耳鼻科、皮膚科、眼科など複数の診療科が関わりながら治療していく必要があり、協力して治療にあたっております。

アレルギー科の概要と特色

先進国になればなる程アレルギーになりやすい人達が増えると言われています。アレルギーの関連した病気としては気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、薬物アレルギー、食物アレルギー等が代表的なものです。

アレルギー性鼻炎は耳鼻科、アトピー性皮膚炎は皮膚科、アレルギー性結膜炎は眼科と協力して治療を行っております。

検査

病気の診断にはお話と診察が最も重要ですが、きちんとした確定診断をつけるためには、いろいろな検査が必要です。

血液検査

IgE(RAST)という方法で家のゴミ、ダニ、スギ、ブタクサといった空気中にただよっている物質にアレルギーがあるかどうか調べることができます。また牛乳、タマゴ、サバ、メロン等といった食物にアレルギーがあるかどうかも同じ方法で調べられます。

喀痰検査

気管支喘息があると痰の中に好酸球という細胞が出てきます。この数を調べると病状がよくわかります。

皮膚テスト

アレルギーの原因となる物質を皮膚に注射する、あるいは皮膚にはりつけて反応を調べ、アレルギーのもとになる物質を調べることがあります。

肺機能検査

気管支喘息の場合、息を吐きにくくなります。その程度を調べるのに肺機能検査(肺活量、1秒量等)を行います。呼気中の一酸化窒素濃度を測定することで気道のアレルギー性炎症の程度を調べます。気道抵抗検査(モストグラフ)を行うことで、肺機能検査で検出の難しい、いわゆる「隠れ喘息」の診断を行います。

治療

アレルギーの治療の主役はステロイドホルモン薬です。副作用の管理を要する薬ですが、専門医に相談しながら使用すれば副作用を減らすことも可能です。それ以外にもアレルギーを抑える薬はいくつもあります。

原因物質から遠ざかることも必要です。 スギ花粉の季節にはマスク、メガネ等をつけるといったことである程度対処できます。明らかな食物アレルギーがある場合は栄養との関係を考えながら、その食物を食べないようにすることが大切です。 家のホコリ等は家庭環境を変えるとかなり減らすことも可能です。

気管支喘息の治療においては、吸入のステロイド薬を中心とした治療を行っております。適切な治療を行ってもコントロールが悪い状況(難治性喘息)においては、アレルギーに関わるサイトカインを抑制する生物学的製剤(IgE、IL-5、IL-4/13などの働きを抑制する抗体製剤)を積極的に使用しています。

スタッフ紹介

  • アレルギー科

    呼吸器内科

    医師

    アレルギー科部長
    呼吸器内科医長

    河瀨 成穂

    かわせ しげお