2002年7月に医師1名、血液浄化担当2名、手術室担当2名の計5名でME科として設立しました。血液浄化業務、手術室(人工心肺)業務、機器管理(呼吸器)業務の3分野からスタートし、人員の増加に伴い病棟・外来業務、手術室業務の拡大、心・血管カテーテル業務、不整脈業務、消化器内視鏡業務、CIEDs業務と徐々に業務を拡大しました。2016年4月から臨床工学科へ科名を変更し、現在は医師1名と臨床工学技士11名が在籍しています。夜間・休日は当番制を行っており、緊急呼び出しや医療機器のトラブル対応など、昼夜を問わず安全な医療の提供を行っています。
医療機器は、怪我や病気で体の働きが弱くなった人たちの体の働きを助け、命を支えたり守ったりする目的で使用されます。現在の医療では高度な医療機器が必要不可欠なものとなっています。臨床工学技士は、医療機器の的確な操作と保守管理を行う医学と工学の知識を併せ持った医療機器の専門家であり、それらが安全に動くようにすること、安全に操作することで医療を支える『縁の下の力持ち』です。医師、看護師などと共にチーム医療の一員として幅広い分野で治療をサポートしています。