医師、検査技師から編成され、業務は幅広く行っております。
・睡眠時無呼吸症候群を代表とする睡眠障害に対する終夜睡眠ポリグラフィ検査
・重症睡眠時無呼吸症候群に対するCPAP治療器のデータ解析・管理
・他部署での生理検査(人間ドック、健康医学センター)
・研修医の方々の臨床研究、学会発表、論文投稿などの支援
睡眠時無呼吸症候群は、成人男性では2~4%成人女性では0.5~2%の有病率といわれています。放置しておくと高血圧・多血症・心肥大・糖尿病などの合併症を発症する確率が高く、さらに死亡率も高くなる危険があります。
最近では、低酸素によるストレスが認知症の合併率を二倍に上げており、睡眠時無呼吸が認められる場合は早期に治療を行うことが認知症発症の予防になるとの報告もあります。
当院では、呼吸器内科を中心に循環器内科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科が連携を行い、臨床検査技師、臨床工学技士を含めたチーム医療で診断と治療管理を行っております。
検査は個室にて1泊2日で行います。
PSG検査では、睡眠状態【脳波・眼球運動・顎筋電図】、呼吸状態【口鼻気流・胸やお腹の動き・いびき】、その他の生理的変化【動脈血酸素飽和度・心電図・脚運動・体位】などを一晩中記録します。
また、スクリーニング検査としてご自宅で簡単に行える簡易型機器の貸し出しも行います。
自宅で装着していただく簡易睡眠評価検査機器です。