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病棟・外来業務

病棟・外来業務について

臨床工学技士が行う病棟・外来業務として、安全管理ラウンド、トラブル対応、CPAP外来、ラジオ波焼灼装置操作、広報があります。

安全管理ラウンド

安全管理ラウンドとして、週1回病棟・外来を訪問し、医療機器の確認と医療ガスの確認を行います。人工呼吸器の使用中点検はこの時にも行います。2019年度から特に力を入れていることが生体情報モニタのテクニカルアラーム減少です。医療安全研修やCENEWSでも生体情報モニタのアラーム対応について実施し、病棟での指導も積極的に行っています。

トラブル対応

病棟・外来から医療機器のトラブルや使用物品の破損等の依頼があれば迅速に対応しています。生体情報モニタに関連することが多く、今後も広報活動でフィードバックする予定です。

CPAP外来

睡眠時無呼吸症候群の疾患を持つ患者さんに気道の閉塞を防ぐ目的でCPAP装置を使用します。当院では第2週、第4週の木曜日にCPAP外来がありますが、臨床工学技士はその時に自宅での使用状況をSDカードから解析し、印刷します。データを見ることで使用状況や設定不足などが分かり、医師の指示で設定変更等も行います。メーカーと協力し、マスクのフィッティング等も行っています。

ラジオ波焼灼装置操作

肝臓に腫瘍がある患者さんの治療の1つとして、経皮的ラジオ波焼灼療法という治療方法があります。超音波エコー装置で観察しながら先端からラジオ波が出る電極針を皮膚から挿入し、腫瘍まで到達させます。
電極にラジオ波を通電させることで、針周囲に熱が発生し、腫瘍を壊死させます。手術に比べ患者さんの負担が少ないのが特徴です。臨床工学技士はこのラジオ波焼灼装置の設定及び操作を行います。

医療安全活動

安全管理対策室と協力し、医薬品医療機器総合機構や日本医療評価機構などから情報提供がある医療安全情報を、医療安全情報として関係部署や全職員へ周知しています。また、2019年度から臨床工学科の院内情報紙「CE NEWS」を作成し、職員へ医療機器に関する安全情報などをフィードバックできる体制を作りました。現在は3ヶ月に1回の発行となっています。また、院内掲示板からバックナンバーを参照できるようにしており、病院のスタッフはいつでも見ることができる体制をとっています。
医療安全活動

教育

病棟から人工呼吸器や除細動器などの勉強会の依頼があれば、勉強会を開催しています。勉強会は実際の機器を見せながら説明し、触ってもらって体験してもらう形式を取り入れています。また、新規導入の医療機器があれば、その都度勉強会を開催し、医療機器の安全使用の確保に努めています。