MENU

  • LINE
  • facebook
  • youtube
キービジュアル

高気圧酸素治療業務

高気圧酸素治療業務について

2026年3月から、高気圧酸素治療が始まりました。高気圧酸素治療(Hyperbaric Oxygen Therrapy:以下HBOT)は、大気圧環境下よりも高い気圧環境を作りだす装置(以下高気圧治療装置)を用いて、患者さんに100%の酸素を吸入してもらう特殊な治療法です。高気圧環境では、血液中に溶けている酸素の量を増加させることができます。また、加圧によって体内(組織や血管内)のガス体積が小さくなるといった物理的な作用の相乗効果を得ることができます。HBOは、全身および局所性の低酸素症による疾患及び生体内の気体に関する病態に治療効果があり、各科で臨床利用されています。当院では第1種装置(1人用チャンバー)を用い、主に2絶対気圧(水深10mと同じ気圧)で100%酸素を用いて治療を行っていきます。治療時間は全体で約90分ですが、内訳は加圧約15分、保圧60分、減圧約15分となっています。

HBOTにおける安全対策

HBOTの安全対策は、「事故を絶対に起こさないこと」です。100%酸素下では、一度発火すると通常では燃えないような金属まで燃やしてしまいます。治療中万が一火災事故が起こると、100%救命し得ることができません。そのため、基本的に持ち込み禁止で治療を行います。衣類は治療専用の衣類へ着替えてもらいます。また、病室・治療室ではボディチェックを実施し、持ち込み品や装着物が無いか確実にチェックを行います。

日常点検

治療開始前に、高気圧酸素治療安全協会が定めた項目を毎回行います。安全かつ円滑に検査や治療が実施できます。また、終業点検も実施し、翌日の準備に備えます。

ボディチェック

チェックリストを用いて、臨床工学技士と看護師でダブルチェックを行います。確実な安全を確保するため、病室で1回、治療室で1回ボディチェックを行います。

治療の流れ

  1. ①病室で専用の治療着に着替えてもらいます。
    (治療前に必ずトイレを済ませてもらいます。)
  2. ②臨床工学技士と看護師で1回目のボディチェックを行います。
  3. ③RI棟2階の高気圧酸素治療室へ移動します。
  4. ④初回時は治療・耳抜きについて説明します。
  5. ⑤衣類・所持品の最終確認のため、臨床工学技士と看護師で2回目のボディチェックを行います。
  6. ⑥ストレッチャーに寝ていただき、装置内に入ります。
    ※装置内の声は外のスタッフに聞こえていますので、何かあれば遠慮無くスタッフへ声をかけていただきます。
  7. ⑦治療を開始します。
  8. ⑧加圧・減圧の時に、耳の閉塞感、耳痛、耳鳴りを生じる場合があります。違和感解消のため『耳抜き』を行ってもらいます。
    ※耳抜きができないと痛みが増加しますので、その場合は無理をせずスタッフにお知らせください。
  9. ⑨治療終了後、血圧を測定して副作用が無いか確認して病室へ移動します。
以上が1回/日の治療の流れです。これを医師が指示した回数行います(最大30回)。治療は平日のみ行っています。
高気圧酸素①高気圧酸素②