当院のリハビリテーション科は、理学療法・作業療法・言語療法の3つの部門で構成しており、医師・看護師・MSW(医療ソーシャルワーカー)などの他職種との連携を密に急性期を中心としたリハビリテーションをその専門知識と技術をもって行っています。
理学療法では、病気・けが・寝たきりなどによって身体が不自由となった人々に対し身体機能の回復・維持を図ります。
実際には各個人の状態を調べて全体像をつかみ適切な治療方法・目標を設定していきます。受傷後または術後、早期からベッドサイド訓練(可動域訓練、筋力維持強化訓練)を始め、寝たきり・寝かせきりを防ぎます。病状に合わせて訓練室での早期訓練へとステップアップしていきます。具体的には、起き上がり、座位、立ち上がりなどの基本的動作訓練や歩行訓練、階段昇降訓練、日常生活動作訓練など、社会生活への復帰を目指した訓練を行います。