看護の基本である患者さんと看護を提供する側の信頼関係を図り、看護師一人ひとりが患者さん中心の看護サービスの実践を目指しています。
自分の家族や愛する人に看護を提供する気持ちを常に持ち、心のぬくもりが伝わり、知識に裏付けられた確かな看護技術で安全・安楽な療養環境を整え、患者さんが大切にされていると感じていただける看護を提供したいと考えています。
私たちは、病院の理念の実現を通して地域社会に貢献します
心をこめて、確かな看護を
◆魅力1◆
夜勤帯時間が13時間半と夜勤の拘束時間が全国平均に比べ短い
◆魅力2◆
17時以降も看護師の人数を確保しているので、質と安全の担保ができる
勤務体制 |
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変則2交代制勤務 | 東4F/東5F/東6F/東7F/東8F/東9F/ICU/ 西6F/HCU/西7F/救急診療室 |
当院では、安全で質の高い看護の提供とOJTの充実、働きやすい職場づくりを目的に、固定チーム継続受け持ちチームナーシングを基本として、看護師がペアを組んでパートナーシップを発揮しながら看護を提供しています。デイパートナーナーシング方式を導入したことで、新人看護師からも「ペアと一緒に患者さんの観察やケアをするので安心」と好評です。
質の高い看護を提供できるよう看護師個々の看護実践能力の育成・発揮を目指しています。そのため、学習ニーズに応じた多彩なプログラムを企画し支援しています。
院内の集合研修と各職場内での分散研修、ITを活用した研修等を連動させながら学習効果があがるようにしています。
個々の能力に応じて段階的に昇っていけるよう、またラダー毎の到達目標と連動した教育プログラムを計画しています。
項目 | 研修 | |
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新人 | 新人看護職員研修の詳細は下記参照 | |
ラダー | ||
Ⅰ | ケーススタディ フィジカルアセスメント |
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Ⅱ | 看護研究Ⅰ 患者急変対応コース(KIDUKI) |
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Ⅲ | キャリアアップ研修 看護アセスメントコース |
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Ⅳ | ラダーⅣ研修 | |
専門看護コース | がん化学療法看護コース 摂食・嚥下障害看護コース |
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看護管理 | 看護管理研修 新任師長研修 新任副師長・主任研修 |
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教育 | 成人教育法 プリセプター研修 新任教育担当者研修 |
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看護研究 | 看護研究Ⅱ 院内看護研究発表会 |
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医療安全 | 医療安全 感染防止 |
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看護共通 | 摂食・嚥下障害のある患者の看護 終末期患者の看護 血液透析を受ける患者の看護 慢性心不全患者の看護 心電図の基礎 高齢者の看護 看護倫理 救急蘇生 災害看護 退院支援 など |
|
看護補助者 | ナースアシスタント研修 |
各種学会や研修会への参加をはじめ、長期研修や認定看護師、広島県看護教員養成講習会や大学・大学院への進学など、働きながらの自己研鑽・キャリアアップを支援しています。
認定看護師等の領域 |
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老人看護 |
がん化学療法看護 |
がん性疼痛看護 |
緩和ケア |
がん放射線療法看護 |
皮膚・排泄ケア |
救急看護 |
集中ケア |
摂食・嚥下障害看護 |
透析看護 |
慢性心不全看護 |
手術看護 |
クリティカルケア |
認定看護管理者 |
資格の種類 |
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特定看護師 |
感染制御実践看護師 |
糖尿病療養指導士(CDEA) 広島県認定糖尿病療養指導士 |
フットケア指導士 |
透析技術認定士 |
腹膜透析指導看護師 |
消化器内視鏡技師 |
栄養サポートチーム専門療法士 |
呼吸療法認定士 |
ACLS・ICLSインストラクター |
看護教員 |
認知症ケア専門士 |
周手術期管理チーム看護師 |
手術実践指導看護師 |
教育指導室では、新人看護師のリアリティショックの予防、および新しい環境に早期に適応できるように教育プログラムを立案し、実施しています。また病棟ラウンドを行い、知識・技術・精神面のサポートをしています。
楽しく学び、看護することの喜びを一緒に体験していきましょう。
看護師養成のための実習施設として認可を受け、次の学校の実習を受け入れています。
当院では、臨床指導者が約60名おり、未来の看護師と共に、看護について考えながら指導しています
※クリックでメッセージが表示されます。
看護専門外来・教室では、専門的な知識や技術を持った看護師が、「患者さんのQOLの向上」を目指して、医師や多職種と連携しながら生活指導、ご相談、ケアを行っています。
※クリックで詳しい内容が表示されます。
専門職として自己研鑽をはかるための学会・研修会への参加の支援を行ったり、看護師相互の親睦を深める活動をサポートします。
※クリックで紹介文が表示されます。
医師・歯科医師・薬剤師・歯科衛生士と看護師が連携し、疼痛コントロール・口腔ケアを中心とした症状緩和・QOLの向上に取り組んでいます。
手洗いが基本!環境整備やスタンダードプリコーションの徹底をはかっています。
褥瘡対策にかかる専任医師・褥瘡管理者の看護師を中心にチームで回診し、創部の評価に基づいた適切な治療・ケアの検討を行っています。
週2回のラウンドで栄養状態の評価を行い、個々に応じた適切な栄養管理による栄養状態の改善をはかっていきます。
人工呼吸器を装着している患者さんに対して、安全管理や合併症予防、人工呼吸器からの離脱、呼吸器リハビリテーションを行うことを推進しています。
軽微な転倒で骨折してしまうことを「脆弱性骨折」といい、その原因の多くは「骨粗鬆症」がベースにあります。骨粗鬆症は自覚症状がなく、骨折して初めてわかることが多く、「沈黙の疾患」「いつのまにか骨折」とも言われています。骨粗鬆症の啓発と必要な検査や治療が行われるように多職種(整形外科医師、内科系医師、歯科医師、看護師、理学療法士、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士、検査技師、事務)のチームで活動することを目的としています。
急性期病院には、主に身体疾患の治療を目的とした患者さんが入院してきますが、高齢化が進んだ呉・江田島市地域の中核病院である当院においては、地域性を反映して、認知症症状を呈する患者さんも多くなっています。そのため、病気からの体調変化や、入院という環境変化で生じやすい、困りごとをうまく伝えられずに、不安や痛み、辛さを表現しにくいことから混乱が生じることがあります。
認知症ケアサポートチームは、認知症の人のケア方法や環境について多職種で検討し、安心できる環境で(ケア環境を含む)ご本人の状況に応じた適切な治療を受けられるように、患者・家族、ケアスタッフのサポートを目的として活動しています。
安心して継続療養ができるよう、在宅医療・転院についてMSW等と協働し、地域との連携や退院支援をはかっています。
呉共済病院で実際に病院見学・職場体験をすることで、将来の自己のイメージを確認すると共に、ホームページ・パンフレットだけでは伝わらない「看護の現場」を体験してみませんか?
ストーマを造設された患者さんのQOL向上のため、皮膚・排泄ケア認定看護師がセルフケアなどの指導や患者さんに応じた製品の紹介を行います。
退院後も安心して生活できるよう継続的にサポートしています。
専任医師の指示のもと、専任の糖尿病療養指導士が、足の観察・足浴・爪切りなどのケアを通して、日々の生活の振り返りを行い、「大切な足を守る生活」を、患者さんと一緒に考えます。予防のためのケア・運動療養を続けられる足のケアを行っています。
リンパ浮腫は、乳がんや子宮がん、前立腺がんなどの術後や放射線治療後に生じる四肢のむくみです。外来ではこのような症状による悩みや不安をお持ちの患者さんを対象に外科医師による診断のもと、緩和ケア認定看護師(医療リンパドレナージセラピスト)がリンパ浮腫(むくみ)を軽減させるケアを行いながら、ご自身でケアできるような支援をしています。
患者さんが自分の疾病を理解しセルフケアができることを目的として、毎月数回のコースで糖尿病の治療や合併症について、医師・管理栄養士・薬剤師・スポーツトレーナーと連携し患者さんに教室を開講しています。看護師は主に生活指導・フットケア(足の手入れ)について指導しています。
慢性腎臓病の患者さんが、透析治療の開始をできるだけ先に延ばすことができるように、ご自身の病気や日常生活の過ごし方や腎代替療法について、医師・薬剤師・管理栄養士、看護師が連携し情報提供をおこない、患者さんが安心して生活が送れるよう支援しています。
骨粗しょう症は骨折するまでわからないことから「沈黙の疾患」と呼ばれ、約1280万人の骨粗しょう症患者さんがいると推測されています。しかし、実際に治療されているのは200万人程度と言われており、まだ骨粗しょう症が治療すべき疾患であることが周知されていない現状があります。骨粗しょう症教室では、多職種(医師・薬剤師・理学療法士・管理栄養士・歯科衛生士・臨床検査技師)と看護師がサポートチームを組み、治療・運動・栄養・転倒予防等について話し、健康寿命を延ばすための取り組みを指導しています。
老人看護専門看護師
加藤 愛子
「一期一会」
2021年
急性期治療を受けるために入院した高齢者が、元のADLよりも低下し、希望する療養先へ戻ることができなかった事例などを経験し、高齢者看護についてもっと学びたい、看護に活かしたいと考えていました。
2016年から認知症ケア加算が新設されたことや、認知症ケアの研修を受けた際、呉市に老人看護専門看護師を育成する大学院があると知ったことがきっかけで進学しました。
ご本人の状況に応じた安心できる環境で、適切な治療を受けられるように、多職種で高齢者や認知症の人のケアや環境について検討しています。患者・家族、ケアスタッフのサポートを目的としています。
救急看護認定看護師
川上 礼子
「最善を尽くす!」
2007年
急な症状、例えば呼吸困難という1つの症状であっても様々な疾患の可能性があります。歩いて来院され、あっという間に症状が悪化する患者さんへの対応を経験し、"もっと早く気づいて適切な初期対応ができたら・・・"という思いが頭から離れなくなりました。救急看護の知識や技術を習得したい、学びたいという気持ちになりました。
消化器外科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、歯科口腔外科の混合病棟で師長として勤務しています。
(院内活動)
・ACLS委員会で、医師とともにコードブルーの検証を行い、看護師の視点で現場にフィードバックしています。
・RRTメンバー、MACTメンバーとして活動しています。
(院外活動)
・BLSやACLS、トリアージナース育成研修会のインストラクター活動をしながら自己研鑽しています。
緩和ケア認定看護師
鎌田 千秋
「患者さんとご家族の思いを大切に」
2010年
緩和ケアでは患者さん、家族の抱えるつらさを病気や治療だけではなく、心や社会的背景、大切にしていること等、さまざまな側面から考えていこうという考え方があります。その人らしい生き方を支えていくという緩和ケアの理念にひかれました。
緩和ケアチームの一員として、様々な苦痛を抱える患者さん・家族の気持ちを伺い、いろいろな職種が協力して支援できるようチームの橋渡し役をおこなっています。また、外来通院中の患者さん・家族が安心して在宅での生活を続けることができるよう支援をおこなっています。
がん化学療法看護認定看護師
岡田 和美
「患者さんやご家族の気持ちに寄り添った看護を」
2011年
副作用に苦しんでいる患者さんと、患者を支えるご家族が一緒に悩んでいる場面に遭遇し、どう関わっていいか戸惑うことがありました。がん薬物療法の幅広い知識を身につけることで、治療による苦痛や不安を最小限にし、その人らしい生活への手助けができるのではないかと思い、認定看護師を目指しました。
がん薬物療法に伴う苦痛症状や不安、悩みなどを聞かせていただき、少しでも安心して生活できるよう、多職種と連携しながら日々取り組んでいます。また、緩和ケアチームの一員として、患者さんやご家族が納得して意思決定できるようサポートしています。
がん化学療法看護認定看護師
藤井 恵美
「患者さんやご家族の生活に合わせたサポートを」
2020年
これまで、病棟勤務の中で様々ながん薬物療法に携わってきましたが、患者さんやご家族が治療を選択される場面や、投与管理、副作用症状に対する場面で悩むことがありました。そのため、専門的な知識や技術を身につけ、患者さんやご家族が少しでも安心して治療を受けられるようサポートしたいと思い、認定看護師を目指しました。
主に外来でがん薬物療法を受ける患者さんの治療に関わっています。患者さんやご家族に対し、それぞれの治療や生活に合わせた副作用の予防対策や症状の緩和などについて、医師や薬剤師、看護師など多職種と連携し支援しています。
がん性疼痛看護認定看護師
齋藤 友子
「患者さんのよりよい生活をめざして」
2010年
就職時から、がん患者さんに関わる機会が多く、様々な症状により、生活を制限されている場面を多くみてきました。少しでも、症状緩和に携われたらと思い目指しました。
外科外来で、病状説明の同席やその後の支援を行っています。安心して治療を受けられ、痛みなどの症状による辛さを最小に自宅で過ごせるよう、他職種と協働して支援しています。
皮膚・排泄ケア認定看護師
三村 静香
「お一人おひとりを大切に」
2008年
外科病棟で数多くのストーマケアを行っていましたが、自信が持てず、患者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。正しい「知識・技術」を身につけた上で、「患者さんを支えていきたい」と思いが強くなり認定看護師を目指しました。
スキンケア(清潔・保湿・保護)の必要性を周知し、スタッフが皮膚に関心を持てるように働きかけています。それが、褥瘡・スキン-テア・MDRPUの予防につながると信じ、コツコツと地道に活動を行っています。
皮膚・排泄ケア認定看護師
家守 愛
「患者さんに安心を」
2011年
ストーマ合併症の不安を抱えている患者さんに対し、先輩看護師が適切なケアを行ったことで、患者さんが笑顔になった場面に感動したのが最初のきっかけです。私も専門的な知識や技術を身につけ、患者さんが安心して過ごせるようなサポートができる看護師になりたいと思い、認定看護師を目指しました。
組織横断的に活動しています。創傷分野では患者さんの苦痛を最小限にできるよう多職種で構成されたチームで褥瘡予防ケア・褥瘡ケアを行っています。また、ストーマ外来を担当し、患者さんがオストメイトとしての生活を受容し安心して日常生活を送ることができるよう心身両面からサポートを行っています。
摂食・嚥下障害看護認定看護師
山本 美絵
「食べることを支え続けます」
2010年
口腔ケアによる患者さんの変化に衝撃を受け、口腔ケア研修会に参加したところ摂食嚥下の認定教育課程の教員と運命の出会い・・・。それからは、嚥下障害看護の魅力に引き込まれ、身をまかせるように認定看護師の道に進みました。
現在は看護学校に所属しており、直接的には患者さんへの関わりはありませんが、
より多くの看護師が嚥下障害患者さんへの食事支援が実践できるよう、院内教育活動を行っています。
また、実習を通して看護学生に嚥下障害患者さんへの嚥下評価の方法や食事支援の楽しさが伝えられるよう関わっています。
言語聴覚士を中心に嚥下支援チームが嚥下障害患者さんへの回診、嚥下評価を行い、安全においしく食べるための支援を行っています。
透析看護認定看護師
和田 薫
「その人らしく生きるための透析治療への支援と心温まる看護を」
2019年
透析患者さんの多くは合併症に悩まされます。長期にわたる療養生活が、患者さんに応じた有意義なものになるよう、「その人らしさ」を大切にした支援が必要だと思ったからです。また、医師から透析が必要だと言われた時に、一緒に考えることで患者さんにとって最善の治療選択と自己決定への支援の必要性を感じたからです。
血液浄化センターに所属し、安全で安楽な質の高い透析治療と日常生活の支援をしています。
腎不全保存期の方には、腎臓病の進行を予防した日常生活の送り方、腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植、保存的腎臓療法)の治療選択を行う場合には、患者さんやご家族との話し合いを重ね、最もふさわしい治療選択への自己決定ができるよう一緒に考えていきます。
クリティカルケア認定看護師
大上 晋太郎
「皆が笑顔になれる看護を」
集中ケア認定看護師:2010年
クリティカルケア認定看護師:2021年
集中治療領域の患者さんは、重症のため、病気や治療などによる苦痛を伴う事が多くあります。そのような患者さんに対し、「少しでも快適に療養していただけるために自身ができることはなにか?」と考えたときに「知識や技術をより高度なものとし、患者さんに提供すること」であると思い、クリティカルケア認定看護師を目指すことにしました。
・集中治療領域での看護実践
・呼吸器装着中など重症患者ケアに関する看護師からの相談対応
・集中治療領域の看護やフィジカルアセスメントについて看護師への指導
・特定行為の実践(人工呼吸器の設定変更、人工呼吸中の鎮静量の調整、直接動脈穿刺法による採血、動脈留置カテーテルの留置など)、2024年度からPICC挿入開始
クリティカルケア認定看護師
能登谷 さおり
「看護として何が
出来るかを常に考える」
集中ケア認定看護師:2007年
クリティカルケア認定看護師:2023年
ICUで自身の知識やケアにより患者様が回復する経験を得て、やりがいを強く感じ、ICU看護をもっと深く学びたいと考え、集中ケア認定看護師を目指しました。集中ケア認定看護師として活動するうちに、特定行為研修を受けることで、人工呼吸器の調整など、患者様の回復促進に向けてタイムリーに対応することが出来るようになると考え、特定行為研修を受け、現在はクリティカルケア認定看護師として活動しています。
現在の所属部署である循環器病棟・CCUでの看護実践・スタッフ指導を行っています。また、他部署での重症患者ケアや人工呼吸管理患者に関する相談への対応や指導も行っています。特定行為の実践については、自部署が主ですが、人工呼吸器設定条件の調整や、直接動脈穿刺による採血や循環作動薬の調整など行っており、依頼があれば他部署での実践も行っています。
手術看護認定看護師
梅木 のぞみ
「安全・安心・確実な周術期看護を提供します」
手術看護認定看護師:2018年
以前勤めていた職場で周術期看護に魅了され、現状に満足することなく、今以上に安全で安楽な看護を根拠に基づいて提供できるようになりたいと考え、手術看護認定看護師資格の取得を目指しました。
どんな手術でも、患者さんやご家族にとっては大きな出来事であり、様々な期待や不安を抱えつつ手術に臨まれます。手術看護と聞くと手術中のみの関わりと思われがちですが、患者さん一人ひとりにあわせた医療・看護を提供するために、手術前後に患者さんのもとへ伺い、お話を聞くことで安心して手術に臨め、療養していただけるよう環境を整えています。チーム一丸となって、手術前から手術中、術後退院後に至るまでの身体的・心理的・社会的な援助をいたします。
手術に関わるどんな疑問でも、お気軽にご相談下さい。
慢性心不全看護認定看護師
川畑 裕子
「何が患者さんのためになるのかを常に考えて」
慢性心不全看護認定看護師:2020年
慢性心不全の患者さんはほとんどが高齢の方で、入退院を繰り返すことも少なくありません。繰り返す入退院は体だけでなく、精神的・経済的にも負担の大きいものです。病棟でそのような患者さんと多く関わる中で、少しでも予期せぬ再入院を防ぎ、患者さんやご家族の望む生活が長く続けられるような支援ができる看護師になりたいと思い、認定看護師を目指しました。
病棟に所属し、慢性心不全の悪化によって入院された方へ支援を行っています。慢性心不全は、うまく折り合いをつけながら生活することが必要になる病気です。そのため、心不全症状の軽減やコントロールに向けた支援の他、患者さんの普段の生活や今後の希望などを伺いながら、再発を防ぐための療養方法を共に考えていきます。また、慢性心不全看護に関するスタッフへの教育・相談対応を行っています。
東4階(地ケア)病棟
東4階病棟は、一般病棟(急性期)での治療は終了したものの、すぐに自宅や施設での生活に不安がある患者さんを対象に、リハビリや生活指導などを行い、安心して退院していただけるように支援する病棟です。多職種連携、地域連携を大切にして住み慣れた地域で生活し続けられるよう支援しています。
地域包括ケア病棟では、様々な疾患の患者さんを受け入れるための知識・技術が必要ですが、色んなキャリアを持つ看護師が「患者さんが望む生活」の実現に向けて日々支え合い、高め合うことが出来る部署です。また穏やかで温かい雰囲気もあります。
一般病棟(急性期)と比べ、検査や手術は少ないですが、患者さんと向き合い、生活を一緒に支えていきませんか?
東5階病棟
東5階病棟は、「循環器内科」と「心臓血管外科」の専門病棟です。
主な疾患は虚血性心疾患、弁膜症、心不全、不整脈、肺高血圧症、慢性肺動脈血栓塞栓症などです。心電図を読めるというのが特に誇れるスキルで、多職種で連携し患者さんへの心臓リハビリテーションや生活指導などにも取り組んでいます。
どんなに忙しくてもお互い優しく声をかけあい、助け合い、思いやりのある看護師たちばかりです。チーム医療を推進し、明るく患者さんを支えていくことをモットーに、看護師たちは多忙な毎日に奮闘しています。
患者さんの退院後の生活に目を向け、他職種と力を合わせ、患者さんが安心して療養できるよう支援しています。看護師たちは自身の目標を立て、精一杯に取り組み、新人からベテランまで全員が看護に貢献してくれています。人として人を強く優しく思いやる、そんな環境で自分のやりたい看護を一緒に目指してみませんか?
東6階病棟
東6階病棟は、消化器内科病棟です。胃や大腸などの消化管だけでなく、肝臓・膵臓などの疾患に対し、検査や内視鏡治療、がん薬物療法などを行います。また、夜間救急病室1床を有し、様々な疾患の緊急入院を受け入れています。
消化器内科病棟では、急性期・慢性期・終末期と様々な時期の対応が求められますが、外来・内視鏡センター・IBD(炎症性腸疾患)チーム・緩和ケアチーム・NSTと協働して、忙しい中でもコミュニケーションよく患者さんに関わっています。
消化器内科疾患・救急入院患者の症状は多岐に渡り、幅広い知識や看護ケアに対する技術が求められ、看護師としてとてもやりがいがあります。共に学び成長していきましょう。
東7階病棟
東7階病棟は、腎臓内科、泌尿器科、代謝内科の混合病棟です。 泌尿器科においては、一般泌尿器科医療とがん治療が行われています。 急激な高齢化を背景に、あらゆる疾患の原因となりうる糖尿病の増加に伴い、糖尿病を基礎疾患とした腎不全患者も増加しています。東7階病棟ではあらゆる疾患の原因となりうる糖尿病の治療・コントロールを行うとともに、合併症でもある腎機能低下に対して、腎代替療法(血液透析・腹膜透析)を行っています。現在、呉市内での透析導入のほとんどを、当院の腎臓内科が担っています。泌尿器科では尿管結石など一般的な治療の他、がん治療を行っています。また、令和5年度より女性泌尿器科分野の治療として骨盤臓器脱に対する治療にも取り組み、患者さんが安心してご自宅で療養できるよう、多職種で取り組んでいます。
明るく前向きなスタッフが多く、人間関係が良好な病棟です。年齢を問わず、意見を交換できる雰囲気があります。医師、薬剤師、リハビリスタッフ、MSW等の多職種と連携し、患者さん中心の看護を行うため、日々努力をしています。
疾患を持ちながら生活をしていく患者さんを支えるために、患者指導などを通して多職種と協働しながら支援しています。スタッフ間のコミュニケーションが良く、協力しあえ働きやすい環境です。 知識や技術の習得のための看護部研修や先輩看護師とのパートナーシップによる支援、OJTが充実しています。看護の楽しさが実感できると思います。
東8階病棟
東8階病棟は、「整形外科」の病棟で、関節・脊椎外科、四肢外傷・骨折、スポーツ外科等全身の運動器官を治療しています。小児から高齢者まで幅広く対応し、年間1000件以上の手術を行っています。入院時から退院後の生活を見据え、医師・看護師・薬剤師・理学療法士・医療ソーシャルワーカー等の多職種チームと協働しながら安心して退院できるよう、療養環境の調整に力を入れています。
入退院や手術が多い日々ですが、動けるようになっていくことを患者さんと共に喜び、多忙な中でも互いに声を掛け合いながら、思いやりをもって、明るく笑顔で頑張っている病棟です。
100歳を超えても手術をする時代。患者さんの運動機能の回復とその人らしい生活を共に考え、様々な職種の方と手を取り合って患者さんを支える看護を一緒に提供していきませんか。
東9階病棟
東9階病棟は、主に消化器外科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、歯科口腔外科、婦人科の患者さんが入院されます。手術や化学療法の目的で入院される方や、終末期で緩和治療を目的に入院される患者さんもおられます。
入院する患者さんは、がんを患っておられる方も多く、疾患、検査、治療に関連した様々な不安や苦痛を抱えておられます。私たち看護職員は、患者さんお一人お一人の状況や、気持ちに寄り添い、多職種と連携して対応しています。そのために、職員間の挨拶やアサーティブなコミュニケーションを心掛けています。
東9階病棟では、治療で入退院を繰り返す方も多く、患者さんの人生に寄り添うことで、自分自身の看護観、人生観を深めることができます。東9階病棟で、看護師として私たちと一緒に働き、患者さん・ご家族と共に考え、悩み、喜びを共有しましょう。
西6階病棟
脳神経外科・形成外科・皮膚科の3つの診療科を主とする混合病棟です。脳卒中等で運動や言語に障害を抱えた患者さんが多く入院されています。急性期に必要な治療やリハビリテーションが安全に行えるよう環境を整え、早期回復を目指しています。
治療に向き合う患者さんや障害を抱えた患者さんが前向きに治療やリハビリテーションに取り組めるように多職種が連携しています。また、治療を終えた後も安心して生活できるように患者さんの生活背景にも目を向けて援助を行っています。
病棟内は多職種のスタッフで常に溢れています。それぞれの立場から意見が言い合える雰囲気の病棟です。
患者さん一人ひとりに合った目標を医師・看護師・リハビリスタッフ・薬剤師・ソーシャルワーカー等、多職種が共有しゴールに向かってチームで取り組んでいます。患者さんが日々回復する姿は私達にとって大きなやりがいにつながっています。
多職種で行う勉強会や総回診は学ぶ環境には大変適しています。
HCU
HCU(ハイケアユニット)とは高度治療室の意味です。ICU(集中治療室)より重症度は低いですが、疾患を限定せず、一般病棟で看護するには難しい患者さんの看護を行います。入院経路は、主としてER(救急診療室)からの緊急入院で、ERスタッフと連携・協力して患者さんの対応を行っています。
ICUや消化器内科・外科、呼吸器内科、循環器内科、脳神経外科、整形外科など、経験あるスタッフが配置されています。それぞれの専門分野を活かし、知識や技術を皆で共有して、患者さんの状態変化に早期に気づくこと、早期回復に向けた看護の提供ができるよう日々努力しています。
一般病棟より一人の患者さんにかかわる時間が長く、じっくりアセスメントすることができます。今年度から新しく配置された看護師は、様々な疾患の患者さんの看護をすることで勉強になる。重症患者さんが元気になり、一般病棟に転室できたときに達成感を感じると言います。同じ思いを一緒に共有しませんか?
西7階病棟
西7階病棟は主に呼吸器内科・呼吸器外科の病棟で、感染症対応のユニットを併設しています。 肺炎や肺がんなど疾患は様々ですが、治療に伴う苦痛を少しでも和らげられるよう、また安心して退院ができるよう栄養サポートチームや緩和ケアチーム、リハビリや退院支援スタッフなど多職種と連携しています。
呼吸困難感や痛みの強い患者さんの対応に悩むことがありますが、医師やメディカルスタッフに気軽に相談でき、共に成長していけます。また、患者さんの安全を確保するために看護師間で話し合いをして、より良い看護ができるよう取り組んでいます。
高齢者さんも多く、呼吸器疾患だけでなく様々な疾患の急性期から終末期まで幅広い看護を学ぶことができます。特にがん化学療法看護は、見学から実践まで段階的に知識・技術を習得できるよう病棟内教育体制を整備していますので、安心して学ぶことができます。
血液浄化センター
血液透析導入から維持透析、他院での治療中の方が合併症の治療や検査を受けられる際の透析治療を行っています。また、臨床工学技士と連携し炎症性腸疾患や閉塞性動脈硬化症に対する特殊血液浄化療法も行っています。地域の透析施設と密接に連携しています。
和やかな雰囲気の中、月曜から土曜日まで午前・午後2クール体制で治療を行っています。専門性の高い部署ですが、安全で安心した治療を提供するため医師や看護師、臨床工学技士などの多職種が連携しています。患者さんへの明るい声かけや、チームでのコミュニケーションを大切にしている職場です。
我が国では約8人に1人が慢性腎臓病患者さんであると言われています。腎代替療法として血液透析や腹膜透析を選択された患者さんお一人お一人に合わせた治療を行っています。患者さんがその人らしく生活し、生きがいを持ちながら治療に向き合えるように多職種で連携して支援をしています。
集中治療室ICU
ICUは5床で稼動し、集中治療ケア認定看護師1名を含め15名の看護師が従事しています。侵襲の大きい術後患者さんの管理・ケアをはじめとし、救急搬送され濃厚な治療・管理を必要とされる患者さん、院内発症のCPR対応患者さんなど、緊急時にも備え幅広く対応しています。
重症度の高い集中治療と管理が求められるため、各勤務帯のスタッフ間の連携とチームワークが不可欠な現場です。リーダー看護師を中心に各科医師をはじめ、コ・メデイカル(CE・PT・薬剤師・医事課・MSWなど)と協働し、安全で確実な医療・看護が提供出来るように、情報共有を大切にしている職場です。
私たちは看護スタッフ1人1人の個性を大切にし、専門性の高い医療・看護に対応出来る看護師を目指して日々研鑽を重ねています。様々な困難をみんなで共有し、解決していく過程で「対話」を大切にし、お互いを認め合い成長していける職場を目指している私たちと一緒に働きませんか?
中央手術室
当院の手術室は7部屋あり、一般外科・整形外科・泌尿器科・呼吸器外科・心臓血管外科・脳神経外科・耳鼻科・形成外科・皮膚科・口腔外科・婦人科など年間約2500件の手術を行っています。また、2024年よりロボット支援下手術(ダビンチ)を導入しています。
手術には、医師・看護師だけでなく、多くのメディカルスタッフ(臨床工学技士・診療放射線技師・臨床検査技師など)が携わります。患者さんが安心して手術を受けられるように、手術室スタッフが一丸となり安全を最優先に考え、お互いが声を掛け合いながら手術が円滑に進むよう心がけています。
手術室では専門性の高い知識・技術が求められます。看護師の中には、手術看護認定看護師や手術看護実践指導看護師・周術期管理チーム看護師等の資格を持つスタッフも在籍し、日々手術看護の向上を目指した教育や手術室環境の改善を図っています。手術室勤務が初めての方でも、段階的に学習しながら知識・技術を身につけられるよう支援していきます。
外来
当院の外来は、21診療科と外来治療室・放射線科・内視鏡室および人間ドックを有し1日平均約600人の患者さんの診療を行っています。
治療に対する療法選択や意思決定など患者さんひとりひとりのライフスタイルに合わせ、多職種と協力し安心して住みなれた地域で生活できるよう、在宅療養支援にも日々取り組んでいます。
科と科がお互いに情報共有や事例検討を行い協力し合っています。認定看護師やキャリアを積んだ看護師が多く親切丁寧に対応しています。
外来患者さんやご家族が安心して納得した医療を受けられるよう、また療養生活の安定やQOLの向上につながるように定期的に外来では在宅療養支援カンファレンスを行っています。外来看護師たちは患者支援の経験知を増やし日々奮闘しています。
救急診療室
当院の救急診療室(ER)は、二次救急医療機関として24時間体制で救急患者さんを受け入れています。急な疾患や外傷で、苦痛や不安をもった患者さんが、安全に安心して適切な検査・治療が受けられるよう、医師や看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、薬剤師、医療事務などのスタッフがチームとなって連携し活動しています。
ERの看護師は、勤務帯リーダーを中心に多職種・多部門と頻繁にコミュニケーションをとり、タイムリーな情報共有に努めています。また、緊迫しがちな現場ではありますが、患者さんだけでなく御家族に対しても、落ち着いた態度で接することができるよう、少しでも安心感を持って頂けるよう心掛けています。
ERは、忙しいとか怖いとイメージされるかもしれません。実際に目が回りそうなくらい忙しい日もあり、反省し落ち込むこともあります。反面、様々な症例の患者さんに接する機会があり、学ぶことも多く、看護師としてのスキルアップに繋がります。自らの成長を実感でき、やりがいを感じることのできる部署で一緒に働きませんか?